- Bangladesh Texstyle / バングラデシュ
- 2023年2月19日
Dhakaバングラデシュの玄関、首都『ダッカ』
日本との時差は-3時間。0時ごろに到着し、なかなか出てこない自分と添乗員さんのトランクを同行のみんなをお待たせしてピックアップ(今回は帰国時も最後の方でした)。トランジットがあるとこれが一番心配です。荷物が出てきてくれたことにまずは感謝です。入国審査や税関チェックは「日本人」ということで比較的簡単にスルーでき、ゲートを出たところで少しだけ現地通貨の「タカ (Tk. / ৳)」に両替してバングラデシュに足を踏み入れました。
空港の扉から出ると『ムッ~とした重い空気』『香辛料と排気ガスの匂い』そして『こんな時間なのになんでこんなに人がいて混雑しているの?』と思うほどパワーを感じるこの国の第一印象。これは帰国の途につく最後まで変化しない印象となりました。
都市以外の場所で「世界で最も人口密度が高い国」というのを聞いて納得できました。日本ではちょっとした細い路地を歩くと「全く人に会わない」ということもありますが、ここは「人のいない空白のスペースは存在しないのでは」と思うほど『密』を感じる国なのです。
そして、ここの現地の方々は誰もマスクをしていません。コロナ禍は過去の事象になっていました。
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バングラデシュはインドに隣接した東に位置しています。
イギリス領インド帝国時代にその一部で、その後インドをはさんで西パキスタン(現在のパキスタン)の飛び領地として東パキスタンとなっていましたが、現在は独立してバングラデシュ人民共和国 (People's Republic of Bangladesh / গণপ্রজাতন্ত্রী বাংলাদেশ)となっています。
宗教分布でいうと、国の89%がイスラム教徒、10%弱がヒンドゥー教徒、残る数%がほかの宗教なのだそうです。
国民のほとんどイスラム教徒なので、どの町に泊まっても朝はアザーンの呼びかけとともに始まりました。今回は国のかなり西側、インドとの境目の村々を訪問する旅なので、ヒンドゥー教徒のお宅もありましたが、平和的に共存しているように感じました。
バングラデシュの客観的印象は熱帯性の気候で、乾期とはいえ高温多湿な感じは何度も訪問しているインドと似ています。宗教的に多くの人がイスラム教徒ということで着ている服や男の方のヒゲのたくわえ具合などに違いは感じますが、昔は一緒の国だったということが人々のお顔立ちから感じとれます。しかし根本的にインドと違いを感じるのは風景にアルファベット表記が無いということです。
インドでベンガル語を使う地域も訪問したことがありますが、公用語に英語を採用しているので風景の一部となった看板は多くの場所で英語が併記されていました。でも、同じイギリス領であったはずのバングラデシュの看板にはアルファベット表記はほとんどありません。私はベンガル文字を全く読むことができないのでくねった図形にしか見えなかったです。
ベンガル語と言語運動
なぜ英語表記はないのか?という話の流れから『ベンガル語はベンガル人のアイデンティティーの象徴です』という回答を入手。かつてバングラデシュが「東パキスタン」だった時代、1947年ごろ西パキスタンから「東のヒンドゥー教化したイスラム教は純正なイスラム教から逸脱するもの」と差別待遇をうけ、西の中央政府によるパキスタン統一の『ウルドゥー語』を国語しようという動きにベンガル人は強く反発し、抗議活動を行なったようで、それを「言語運動(ベンガル語国語化運動)」と呼ぶそうです。1952年2月21日のそのダッカでの抗議活動の中にデモ隊と警察が衝突して学生など複数の犠牲者を出したのをきっかけにベンガル語の意義を再認識したそうです。その後、国語でベンガル語だけを使うようになったそうです。現在は毎年2月21日(エクシェ フェブラリ / Ekushey February)はバングラデシュを代表する政治記念日として祝われているのだそうです。
私たちのこの旅行は途中で2月21日を迎えました。この日は祝日ということで学校は休みだったようですが、イベント場所で献花をするために、列をなして町にあふれだして歩いているたくさんの小・中と思える学生たちの姿を目撃しました。
これについての話は「付け焼き刃」で簡単にふれるだけですが今回は名所や遺跡を訪ねる旅行ではないので、この話はこの辺で。。
- 1週間、ず~~っと同行してくれたバスのナンバー。文明の利器:Google翻訳活用して「ダッカ XXX 11-1498」だとわかった。4がどうしても8にしか見えない
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- ① ১ / এক エェク
- ② ২ / দুই ドゥイ
- ③ ৩ / তিন ティン
- ④ ৪ / চার チャール
- ⑤ ৫ / পাঁচ パーチ
- ⑥ ৬ / ছয় チョイ
- ⑦ ৭ / সাত シャート
- ⑧ ৮ / আট アット
- ⑨ ৯ / নয় ノイ
- ⑩ ১০ / দশ ドシュ