• India Gujarat / インド グジャラート <2>
  • 2017年12月

Vadodara19世紀ヴァドダラ藩王国の都『バローダ』

直行便でインドのデリーに入り1泊、朝早い国内線で州都のアーメダバードへ。
インドは「暑い」と思っていたけれど、湿度の少ないこの辺りはあまり暑さを感じません。アーメダバードでの観光は後に残して、そのままバスで南東へ約100kmのバローダへ。バローダは19世紀にガーイクワード (Gaikwad) 家が統治したヴァドダラ藩王国の都だったそうです。


ラクシュミー・ヴィラス パレス Laxmi Vilas Palace

1878年から1890年、当時のヴァドダラ藩王サヤージー・ラーオ・ガーイクワード3世 (Sayaji Rao Gaekwad ) は莫大な費用を投じ、建設した宮殿。
今は階級制度がなくなっているので、マハラジャは存在しませんが、末裔が居住していて、一部を博物館風に一般開放しています。内部は写真撮影できませんした。

建物の全長は約155m、186部屋、窓は6,000以上あるらしい。
建物はインド・サラセン様式と言われるが、建物の左からイスラム建築、キリスト建築、シーク建築、ヒンドゥー建築と色々な宗教建築の要素を取り入れた建物となっています。これは『この王家は全ての宗教を受け入れる』という意味があるらしいです。

  • いろいろな宗教を取り入れた建築スタイル

左のイスラム建築の建物の中にあるダルバールホール謁見の間は柱のない大きなホール。
王の命令で建築家は柱のないホールを作ったものの、いつ天井が落ちるかとその強度に不安でいられず、とうとう自らの命を絶ってしまったそうだ。建築時のそんな不安もよそに、今もその大きな魅力的な建物は無事に天井を保ってました。

ファテーシー博物館 Maharaja Fateh Singh Museum

王族のコレクションを展示した博物館。 インドで有名な画家ラヴィ・ヴァルマ (RAJA RAVI VARMA) を招いて描かせた王の肖像画や叙事詩の絵が展示されている。コレクションも数多くあり、貿易などで手に入れた色々な国の美術品や陶器・衣装が展示されていた。中には日本製と思われる陶器のツボも置かれていて「SATSUMA」とタグがつけられていた。が、本当に日本製なのか?なんとなく、中国風の挿絵にも見えました。
そして、建物の庭先に展示されている小さい機関車は、王子が王宮の中で実際に乗っていたらしいです。

  • 王子が乗って遊んでいた小さい蒸気機関車

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