• India Gujarat Texstyle / インド グジャラート テキスタイルの旅
  • 2024年10月

Kharad Weavingラクダの毛の手紡ぎ『カラド織り』

ブジの郊外ククマ (Kukma) 村の工房でメグワル・マルワル族の集落です。元々はパキスタンに住んでいて国境付近のカラドという場所から地震後にカッチへ移住してきたご家族とのことです。カラドで作られていた織物なので『カラド織り(Kharad weaving)』と云うようです。
以前訪問したバンニ・エリアに住んでいるメグワル族のご家族の時「メグワル (Meghwals)族はもともとラジャスタン州のマルワールの出身で、そこからこのカッチ地方に移り住んできた人たちです」と紹介しましたが、少しだけ違う集落ということになります。

  • 山型に緯糸を入れ、ビーターで打ち込みます
  • 刈ったラクダの毛をスピンドルで紡いて糸にして、荷物を固定するベルトなど遊牧生活で必要な物を多く作っていたそうですが、現在はラグやタピストリーなど定住生活で使うものを織っているようです。
    基本的には『伸びにくい綿糸を経糸とした羊やラクダの毛を使ったつづれ織り』ですが、今まで訪問した工房の中でこの様な原始的な織機で物を作っているのは初めてでした。
    趣味などで行なう卓上織機の構造で軒下の土間全面から屋外に向けて設置しているというイメージでしょうか。織る部分は軒下で経糸は屋外に向けて敷地いっぱいに張った形です。綜絖(そうこう)とあぜ取り役は綿の経糸を1本おきに横棒に絡ませて三角形に丸太を組んだ支柱にその棒を止めています。緯糸は棒に巻きつけた糸や小さく巻いた糸のカセをつづれ織りと同じように波状に横方向へとくぐらせ、フォーク型のビーターで打ち込んでいる織りスタイルです。

  • 染めてないナチュラルカラーの刈り取ったラクダの毛をスピンドル風に巻いて撚りをかける
  • ラクダの毛は丈夫そうだが堅い。シュロ縄を少しだけ柔らかくしたレベルのゴアゴアな感じ
  • 原始的な織機。三角の支柱が綜絖やあぜ取りの主要部分。織り進めると丸太を持ち上げて移動させる
  • 小さいラグはコンパクトな織機で織る。下面が表なので下に入れた手鏡で織り柄を確認
  • 小さめなラグ
  • 長いタピストリー。ここでもついつい購入してしまったが手荷物が重かった。これはウール
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