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  • 2022年10月29日

Taketomijima沖縄の原風景が残る「八重山 竹富島」

本島、久米島から石垣島に移動し、竹富島へ向かいます。
竹富島は石垣島フェリーで西に約15分くらい、周囲が約9kmととても小さく、島全体が石西礁湖(せきせいしょうこ)と呼ばれるサンゴ礁に囲まれた島です。 1972年に国立公園に指定されています。今回のツアーは「テキスタイル」の見学がメインですが、竹富島に伝わる「八重山ミンサー、八重山上布」などの染織技術を紹介、機織り実演をしている『たけとみ民芸館』は現在閉館中とのことで、この島内は観光だけとなりました。
島のほぼ中央には赤瓦屋根の家々が残り、沖縄の農村集落の景観をよくとどめています。白砂の小道にサンゴ石灰岩の石垣、沖縄の瓦が赤いのは、沖縄の粘土質の土を焼成すると赤くなるためで、断熱性があり、沖縄の気候に合っていることから明治以降、多く使われるようになったようで、この町並みは、1987(昭和62)年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されているそうです。

  • あかやま展望台からの眺め

竹富島ビジターセンター 竹富島ゆがふ館

まずは島についてのお勉強を。竹富島ゆがふ館は、西表石垣国立公園竹富島の自然と伝統文化・芸能を紹介する施設として2004(平成16)年6月24日に開館。館名は、「天からのご加護により豊穣を賜る」という意味の「ゆがふ=世果報」からとっており、来島者と島民の間により良い交流が行われることを願い名付けられたそうです。
館内で伝統的なお祭り「種子取祭(タナドゥイ)」に参加する地元と石垣に住む高校生の目を通して島の文化を継承について考えるという映像を見て、神に捧げる舞踊などの「伝統的」な島の神事を興味深く知ることができました。「種子取祭」は1977年に重要無形民俗文化財に指定されています。
その後館内を一周、書籍販売の所で「-八重山染織紀行- 島の手仕事」という本が目に止まりました。『ここで買うか?家に帰ってからネットで買うか?』かなり迷った末、事務所の方の「買うのなら島にお金を落として欲しい」という言葉でこの場で購入。約800gとそこまで重くないはずなのに、その後一日、リュックが肩に食い込む観光となりました。でも、この本はここで買っておいてヨカッタです。

  • 竹富島ゆがふ館 正面入口
  • 竹富島ゆがふ館 内部の展示
  • 染織についてのイメージBOXの展示
  • 迷った末入手した「-八重山染織紀行- 島の手仕事」の本
  • 水牛車観光

    竹富島の観光といえば「水牛車」です。
    本来は水牛車と赤瓦の家々と白い道とのコラボ的な写真が欲しかったのですが、自分たちが乗っているのでそんな風景写真はありません。
    業者さんのバスで受付の建物まで着いた途端に大雨が。。数分待っていたらあっという間に青空に変わるという「熱帯雨林気候」を十分体感。そうそう、ここでは「牛」ではなくて「水牛」なんですよね。以前、ベトナムの奥地で「一家に一水牛」というの見てきました。自動車の無い時代とても働き者だったはず。現在は観光として働いている水牛さんたちしかいなそうですが、昔はこの村に何頭もいたのでしょうか?

シーサー

竹富島の赤瓦の屋根には必ずと言っていいほどシーサーがいます。屋根の上のは家の魔除けや守護のためにおかれますが、明治期以降、庶民に赤瓦の使用が認められてから設置されるようになったとのことです。

旧與(与)那国家住宅

国の重要伝統的建造物群保存地区の中で中心となる住宅建物。

たけとみ民芸館

伝統的な染織文化継承と技術育成のために設立。現在、技術育成の場としての運用は続けているが、一般公開していないとのこと。

  • 「たけとみ民芸館」
  • 民芸館横の世持御嶽(ユームチオン)入口:このあたりで「種子取祭」の祭事が行なわれるそうです。

周辺

  • 仲筋井戸
  • 清明御嶽(マイヌオン)の入口周辺
    島造りの神シンミンガナシ、石垣島のオモト岳の神の二神が祀られている

竹富島で出会った「熱帯花木」

  • ブーゲンビレア (サンデリアナ系):石垣の上に
  • ハイビスカス:大輪系
  • アサヒカズラ(朝日葛):かなりのエリアの石垣にかかるように開花を確認できました。
  • アサヒカズラ
  • 彼岸花 黄色:
  • 彼岸花 黄色
  • ヒメフヨウ(姫芙蓉):
  • ヒメフヨウ
  • サンゴアブラギリ(珊瑚油桐):
  • サンゴアブラギリ
  • デュランタ:

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