• Uzbekistan Texstyle /ウズベキスタン
  • 2023年10月15日

Meals アーティスティックな主食『ナン』と『プロフ』

ウズベキスタンのお食事やお料理に関して、来る前に日本でイメージしていたイスラム圏あるあるの「羊さんをたくさんいただく」食生活とはちょっと違いました(羊肉は少し苦手な私)。小麦粉やお米を主食としてそれを中心に、副菜にはトマトやきゅうりなどを生野菜でいただくなど、日本人も食べやすいお料理が満載でした

ナン (Nan)

ウズベキスタンへ来てから、たくさんの『ナン』に出会いました。日本で「ナン」というとインド料理屋さんで食べることができる小麦粉を発酵させて伸ばし、タンドールの窯で焼き、バターなどのオイルをかけたものを想像しますが、旧ソ連の中央アジア5か国(ウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン)で、常食としているナンは少し違います。丸く円盤状でかなり固めのパンのことです。家でも焼くこともあるそうですが、ほとんどの家庭はバザールなどで焼きあがった物を買ってきて主食にしているようです。バザールに並べられたナンはティケッチと呼ばれる道具でスタンプされて個性的にデザインされています。そして、日本の「パン」はかなり糖分もありバターなどを使って発酵させてふっくらと柔らかく焼き上げていますが、このナンは塩分を少し感じるくらいですごく固くこのままでもかなり長期保存ができだろうと感じます。多くはスープなどに浸して食べるそうです。

  • ふっくらとしたサマルカンドのナン
  • 薄い円盤状のナン
  • 表面のデザインがステキなナン
  • 厚みのあるナン
  • 芸術的なナン
  • ドライブインで積まれたナン

プロフ (Palov)

  • 赤や黄色のニンジンを多用したブハラ風のプロフ
  • ウズベキスタンを代表するお米料理がピラフの原型とされている『プロフ』です。
    通常の主菜としても食べられますが、お客様へのおもてなしとして提供されるお料理で、結婚式や誕生日などの慶事の一環にも大皿で出されるそうです。
    水分のあるなし、お米と具を混ぜて炊き合わせるなども地域によって少しは違いますが、多くの場所でトマトやきゅうりなどの生野菜やサワークリームがトッピングとして用意されていました。

  • 黄色いニンジンと牛肉をたくさんのせ、お米と具は混ぜ合わせないサマルカンド風プロフ。
  • お肉とお米を味付きの出汁で煮込んだフェルガナ風プロフ。ニンニクとトウガラシのトッピング
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